ある朝、職場のPower
Mac9500/150を立ち上げたら、こんなエラーメッセージが出できました。
「DELBD」というアプリケーションなんて、聞いたことも、インストールしたこともなかったので、不思議だと思いながらも、その時は大して気にすることもなく、忙しさの中でしばらく忘れていました。(それでもしっかりスクリーンショットだけは撮っておきました)
そして1998年10月27日、取り引き先の印刷業者から電話があり、私が作成したデータを収めたMOディスクを開いたら、ウイルスがいた、との連絡。
「デルディビー」という名前のウイルスで、スペルは「DELDB」。以前エラーを起こした所在不明のアプリケーションと同じ名称でした。
これはヤバイと思い、早速Norton Disk
Doctorの「ファイル情報を見る」で調べたところ、不可視ファイルとして「DELDB」がちゃんと存在していました。
印刷業者の話だと、そんなに悪さはしないウイルスだということですが、やはり怖い。インターネットで検索をして、「DELDB」についての情報を集めることにしました。
gooで検索をしたら、かなりのサイトが情報を提供していました。
中でもおすすめのサイトはここ。
http://www.seishin.co.jp/virus/autostart9805.html
このサイトにはワクチンも用意されていますので、早速ダウンロードしました。
そして、外付けハードディスクを初め、MOディスクなどをチェックして、一応駆除しましたが、「DELDB」が入っているMOをインサートするたび、ハードディスクに寄生してしまうため、ちょっとやっかいです。
ResEditで直接ファイルを開き、可視化してから直接削除する方法もあるそうです。
このウイルスは別名「AutoStart9805」と呼ばれていて、MOディスクやフロッピーディスクに寄生し、そのメディアをインサートした他のハードディスクにも入り込んでしまいます。しかも、Power
PC搭載のMacだけに侵入してくるというから質が悪い。
もしや、と思って自宅のMacを調べてみたら、しっかり寄生していました。
そういえば最近、外付けのハードディスクを、何かがカシャカシャいじっている音がしたり、ほんの短い間操作ができなくなったり、まさに「DELDB」が与える症状と同じ現象が起こっていました。
しかし、どこからこのウイルスが侵入してきたのか、全く経路が不明です。
「DELDB」についてもっと詳しく知りたい方は、先に記したサイトにアクセスしてみてください。
タイプはいくつかあり、中にはファイルを壊してしまうものや、ATMやシステム自体を破損させていまう怖いものもまであります。今回の「DELDB」はそれらの中でも比較的おとなしいタイプなので、ひとまず安心しています。
とりあえず予防策として、コントロールパネルの「QuickTime設定」を開き、「オーディオCDを自動的に再生する」のチェックをはずしておけばよいということです。
今回はうまく発見でき、教えてもらったからよかったけれど、これ以外にもウイルスが侵入する(もしくはすでに侵入している)可能性は否定できません。
早めにウイルス診断ソフトの購入をしなくては、と真剣に考えています。
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