1999.09.28

お久しぶり!! 爆弾登場.....
エラーメッセージを理解しよう


ある方からいただいた添付ファイル付のメール。
そのメールに返事を書こうとしてクリックすると、決まってシステムエラーが起こってしまいます。
最近はノートン・クラッシュガードのお陰(というより…?)で、爆弾はすっかり姿を消していたのですが、その姿を久しぶりに見ることができました。
システムエラーのタイプは「8」。
数字だけだと全然意味がわかりません。
様々な書籍やネット上でエラーの解説が公開されていますので、その一部を抜粋、加筆してここにご紹介します。
エラーの原因さえわかれば、少しは気持ちが楽になるかも知れません。

タイプ
メッセージ
1

マックの利用可能メモリ容量よりも多いメモリ容量を、アプリケーションが要求したときなどによく起こります

2

68000CPUを搭載したマシンで偶数アドレスにアクセスしているときに、奇数アドレスをアクセスしようとしてしまったときに起こります。

3/9

アプリケーションがCPU に理解できない命令を実行しようとしたときに起こります。

4/12

開発中のアプリケーションのテストで、わざとCPUにある数を0で割るように命令してアプリケーションが正しくエラーを返すかどうか確かめることがあります。このエラーはその命令を残してしまったバグ(プログラム上の誤り)の一種です。

5

アプリケーションが、ある数値の一定の範囲内にあるかどうかのチェックで、範囲外だとエラーが起こります。

6

アプリケーションが割り当てたスペースを、数値が越えてしまったときに起こります。

8

アプリケーションがデバッグ(プログラム中のバグを見つけ、修正すること)するのときの命令を、CPUが間違って行ってしまうときに起こります。

10

3とほぼ同じですが、こちらはFPU(数値演算コプロセッサ)なしに浮動小数点(コンピュータで、非常に大きい数値、または非常に小さい数値を表すときに使う方法)演算を実行させたときに起こります。

11

Power Mac固有の一般的エラーメッセージ。プログラムミスやPower Macに適合しないアプリケーションの非互換など、色々な可能性がありますが、普通はバスエラー、アドレスエラー、または不正命令エラーを指します。対策として、システムの再インストールやPRAMクリア(起動時にP+R+シフト+コマンド)HDドライブのアップバージョンによって修復できることもあります。

13

キーボードやHDDなどの外部デバイスに対して、アプリケーションが起動している最中に割り込みをかけることがありますが、各デバイスとのやりとりの方法をMac側に伝える命令がメモリにない場合に起こります。

14

デバイスやファイルマネージャーで発生したエラーです。

15

Power Mac対応でないアプリケーションはメモリを節約しようとしますが、このメモリ設定がうまくいかないときに起こります。

16

浮動小数点演算で発生したエラーです。

17-24

マックがシステムファイルにアクセスしようとしても、見つからないときに起こります。多くの場合、ファイルが壊れている可能性があります。

25/28

メモリが不足したときに起こります。

26

起動しようとしたアプリケーションが開けないときに起こるエラーです。アプリケーションを再インストールをすれば治ります。

27

不当なブロックにアクセスしようとしたときに起こるエラーです。

41

Finderをディスク上に見つけることができなかったときに起こるエラー です。


その他にもエラーコードはいくつかありますが、やはり日頃からノートン先生などのディスク診断アプリで定期的にチェックをかけることが大切なようです。
メモリ不足が誘発するエラー以外の爆弾を放っておくと、どんどんハードディスクに負担が溜まって、いくら初期化しても、そしてシステムをインストールし直しても、結局修復できないことがあります。
私の知り合いも、そのせいで内蔵ハードディスクを新しく入れ替えました。
特に大容量の内蔵ハードディスクを要しているiMacにとって、ハードディスクの損傷はいろいろな面でダメージです。
パーティションを切る以外に、初めから二種類の内蔵ハードディスクを搭載していればいいのになぁ。
USBの外付を買うお金もないし………。
次回のiMacには、6GB+4GBくらいの、ふたつのハードディスクを内蔵したタイプを期待したいですね。そうすると今のスタイルには納めきれないので、やっぱり無理かな……。

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