1999.12.20

遂にCD-R/RW購入。しかし.....
なんとなく哀しい現実


前回の「iMac hour」で、iMacのバックアップ用に640メガのMOドライブか、CD-R/RWドライブか、どちらを購入しようか迷っていましたが、結局、さまざまな利点を考慮して、CD-R/RWドライブを買うことにしました。

1999年12月19日、降りしきる雪の中、家族で上越市まで遊びに行って来ました。遊ぶというより、私の目的は、CD-R/RWドライブの購入がメインでした。晴れていたら新潟市に行くつもりだったのですが、あいにくの雪なので、上越市です。
嫌がる息子たちを無理矢理ラオックス上越店に連れて行ったのですが、なんとUSB対応のCD-R/RWドライブは、すべて在庫がないとのこと。
こりゃショックでした。
ああ、やっぱり新潟市のソフマップに行けばよかった……って、心の底から悔やみましたねぇ。
そこで私は「上越がダメなら長岡がある」って、嫌がる息子たちと女房を説得して、一路、視界がほとんど見えない雪の高速をひたすら飛ばしました。
とにかくワダチがひどくて、怖かったなぁ。

ようやく着いたラオックス長岡店。
置いてあったUSB対応のCD-R/RWドライブは、たったの二機種。
一台は、聞いたこともないメーカーのドライブ。そしてもう一台は、以前私の掲示板でマンガ家の深井結己さんが「イマイチ使い勝手が悪い」と指摘されていたQye! CD-RW Drive。
価格はどちらも同じ39800円。
聞いたこともないメーカーのドライブの書き込み速度が2倍に対して、Qye! CD-RW Driveは4倍速。
どちらにしようか、迷ったあげく、私には職場で使っているレコーディングソフト「B's Recorder GOLD」があることにふと気付きました。取りあえず(あくまでも暫定的に)そちらをインストールすれば、Qye! CD-RW Driveにバンドルされている「Adaptec Toast」よりもきっと快適に書き込みができるはずだ…と、勝手に思い込んでしまったのです。
勢いもあって、Qye! CD-RW Driveの購入を決意してしまいました。

余談ですが、たまたまラオックスが、東証二部上場記念として、購入価格の1割分を商品券としてバックしてくれました。その商品券で息子たちにプレステのソフトを買ってあげましたよ。嫌がりながらも私に付き合ってくれた息子たちへの、ささやかな罪滅ぼしです。

さて、自宅に帰る途中、職場に寄って「B's Recorder GOLD」のアプリケーションを勝手に借りて、自宅で早速iMacに接続してみたら………、なんと「B's Recorder GOLD(USB)」も「Adaptec Toast」も、ドライブを認識してくれないのです。
薄っぺらい日本語マニュアルによると、ボンダイブルーのiMacで使用する場合、「iMac Firmware Update1.0」と「iMac Update1.1」をあらかじめインストールしておかないと、ドライブを認識しないらしい。
手元にあった日経MACのCD-ROMに、両方とも入っていたので、透かさずインストールしました。
ああ、今夜は一体何回iMacを再起動したことでしょう。

「Adaptec Toast」を立ち上げたら、ちゃんとドライブを認識できました。しかし、「B's Recorder GOLD(USB)」は、あいかわらず「ドライブが接続されていません」というメッセージを繰り返すだけ。
仕方なく、BHAのホームページにアクセスして「B's Recorder GOLD」の対応機種を確認してみました。
案の定、「B's Recorder GOLD(USB)」はQye! CD-RW Driveに対応していなかった。サポートしているUSBドライブは、ほんの数機種でした。後のまつりであります。

結局「Adaptec Toast」で書き込むしかないみたいです。
実際書き込んでみたら…………。
前出した深井さんのおっしゃる通り、不親切なソフトウエアでしたね。
職場で「B's Recorder GOLD」を使い慣れていることもあって、本当に大丈夫なんだろうか、という不安が残ります。
特にレコーディング終了後の「検証」の際に発生する「セクタのブロックがどうのこうの」というエラーメッセージには泣かされました。書き込んだメディアを読み込んでみると、ちゃんと記録されてはいるのですけど。どこかが抜けている気がして、ちょっぴり心配でした。
販売元であるエム・ディ・エスのサポートページには、
「TOASTはオーディオCDや画像データなどを正常に検証することができず、システムフリーズが発生する場合があります。レコーディングが終わった時点で[Verification]のダイアログが表示されますので、ここで[Cancel]ボタンをクリックして検証作業に入らなければ、問題なくレコーディングを終了させることができます。レコーディングは正常に行われていますので、オーディオプレーヤーやCD-ROMドライブで再生、マウントすることができます」
と記述されていました。
画像データを正常に検証できないなんて、まったくおかしなソフトウエアです。検証できない機能なら、最初から外しておいて欲しいものです。
ユーザーを単に不安にさせるだけですよ。
でも、音楽CDのバックアップはバッチリでした。

いずれにせよ、今回の購入は予備知識をまったく持たない「衝動買い」であったことも事実です。
ドライブの技術的な部分は、どのメーカーもさほど変わらないはずだ、という先入観と、「B's Recorder GOLD」が使えるはずだ、という間違った確信が招いた結果です。
でも、買ってしまったからには、なんとかうまく使いこなさないと。
やっぱ地方に住んでいる以上、雑誌やインターネットなどでしっかりと事前の情報を集めて、通販で購入するのが一番いいのかも知れませんね。
とにかく、店頭で販売されている機種の少なさには、心の底からガッカリしました。
今さらながら、初心に還ってしまいました。

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