2001.12.28

デジカメ入手奮闘記.....
オークションで奮発しちゃいました


今まで私が愛用して来たデジカメは、今から約6年前、某雑誌のカレンダーコンテストでいただいたKodak DC40でした。
DC40は、デジカメがまだまだ一般的なものではなかったその時期、パーソナルなデジカメとしては、かなりクオリティが高い名機でした。
しかし、いくらがんばっても画素数は39万画素。
「100万、200万は当たり前」のこの時世には、到底画質も色の再現力も敵うわけがありません。
その上重いし、大きいし、ファインダーは液晶じゃないし、なんといってもシリアルポートにしか接続できないため、iMacで直接データを受け取ることができないのでございます。

で、今後のこと(それは一体どんなことなのか、自分でもよくわからないのですが)を考えて、新しいデジカメを購入する決意をしました。
でも所詮ビンボーなこの身、新品を買うお金がないので、例のごとくYahoo! オークションで中古カメラを探すことにしたのです。

一回目
まずは予算5000円くらいで、80万画素程度のデジカメを探しました。
そんなデジカメあるわけない、と思いながらも、エプソンCP-500(81万画素)を見つけたので、5000円で入札しました。
しかし、あっさり高値更新。その時は、たかがデジカメに5000円以上も出す気がなかったので、そのまま入札は挫折しました。

そして二回目
諦めきれない私はしばらく考えてから、もう一度だけオークションを覗いてみることにしました。
今日日デジカメは80万画素程度じゃ意味がない。やっぱ100万画素以上ないとなぁ……と、負け惜しみを呟きながら、次に目をつけたのが同じエプソンのCP-600(130万画素)でした。
でも、10000円でお釣りが欲しかったので、9000円を上限に入札しましたが、これまたあっさり高値更新。見事挫折しました。

そして三回目
諦めきれない私はしばらく考えてから、もう一度だけ、ホントにもう一度だけオークションを覗いてみることにしました。
やっぱデジカメだって光学ズームがなければ話にならない。レンズだって大口径の方がいいしなぁ……と、負け惜しみを囁きながら、今度はKodak DC240 Zoom(130万画素、光学二倍ズーム)を、思い切って14000円で入札しました。
しかし、思い切った割にはあっさり高値更新。三回目の挫折に無事成功いたしました。

そして四回目
そういえば今まで入札したデジカメは、すべてがシリアル接続。当初の目的を思い出して、USBで使えるデジカメにしないといけない……と、初心を思い出しながら、FUJIFILMのFinePix1400z(131万画素、光学三倍ズーム、USB)に入札を決意しました。
こうなったら、お金に糸目はつけるけど、ちょっぴり奮発するぞ!!
ってなわけで、16500円で入札。しかし、奮発した割にはあっさりと高値更新。なんと四回目の挫折を経験。

そして五回目
よーし、こうなったら意地でもがんばるじょ!!
ってな感じで、OLYMPS CAMEDIA C-960ZOOM(131万画素、光学三倍ズーム)に18000円で挑戦。
しかもシリアル接続。USBという当初の目的はすっかり蚊帳の外です。
しかし、あっさり高値更新。

そして六回目
……………、やっぱデジカメは200万画素ないと話になりません。
130万じゃ、後々後悔するかも知れないし……、と、負け惜しみを自分に言い聞かせながら、だんだん大胆になってきた私は、FUJIFILM FinePix2500Zoom(定価68000円・新品未開封)に入札を決意しました。
画素数は211万。光学三倍ズーム。しかもレンズは大きいし、USB接続。
これなら誰にも文句は言わせないぞ、ということで、なんと私の小遣い2カ月分に相当する24000円で入札しました。
ところが、落札をほぼ手中に納めていたのにも係わらず、なんとオークション終了間際、500円違いで高値更新されてしまいました。

そして七回目
こうなったらもうどうでもいいや。ってな感じで、半分疲れ果てていた私は、眠い目をショボショボさせながら、200万画素のFUJIFILM FinePix A201を見つけました。
23400円即決。2001年5月に発売された新製品ですので、当然新品未開封(定価は39800円)。
一応FinePixのホームページで、A201の商品情報について確認してみたら、
「……ズーム三倍」という文字だけが目に飛び込んで来ました。ああ、こんなに小さな手のひらボディで三倍ズームだなんて、技術の進化は底知らずだよなぁ〜、って、朦朧としながらも感心しながら、思わず入札しちゃいまいした。即決でしたので、即落札です。
こうなったらもう、大口径レンズは諦めましょう。

ところが、落札したあとに、もう一度FinePixのホームページで商品情報をよ〜く見てみたら、なんと「ズーム三倍」というのは「光学式」ではなく、「デジタル式」だったのでございます。
つまり、レンズの焦点移動で拡大されるのではなく、画面の余計な部分を切り抜くことによって、擬似的に拡大撮影(その分ピクセル数が少なくて済むので、たくさんのコマ数を記録)するものだったのです。
確かに冷静に考えてみれば、あんなに小さなレンズが伸び縮みするわけありませんし、それ以上に、光学式とデジタル式の違いさえわからなくなっていた自分の「意識朦朧」さに、改めて驚愕しました。

う〜〜、ちょっぴり失敗したかな。
でも、実際届いて撮影してみると、なかなか使い勝手がよいではありませんか。
記念に、DC40とFinePix A201、お互いを撮影し合って、その違いを比較してみました。


DC40が撮影したFinePix A201。
やっぱ、接写にはかなり無理がありますねぇ。色もよくないし。


FinePix A201が撮影したDC40。
DC40に比べると、文句なくキレイです。

それにしても、当初の予算・5000円が23400円に…………。
さらに80万画素が200万画素に…………。
当初の志しがもろくも崩れてしまうくらい、オークションって恐ろしくも楽しいものでございます。

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