こだわりのいっぴん

マルトラグジュアリーシザーズの開発過程とメーカー

プロ用美容鋏の決定版

開発の経緯

刃物というとドイツ製の方が日本製より高級品と思われていますが、刃物の専門家の間では、以前から、鋏は相刃を取るのは手が器用で、神経が繊細な日本人の方が合っているので、やがて、日本製の鋏が世界で認められるようになるだだろうと言われていました。 予想されていたように、最近では、日本製の高級美容鋏が世界の一流のカットマンに認められて使われて来ています。
そんな中で、三条市の作業工具メーカーでも長い歴史と商品開発に実績を持つ、マルト長谷川工作所が全力を上げて開発したのが、このラグジュアリーシザーズのシリーズです。
  *相刃とは、刃と刃がほどよく擦りあうことを言い、高級品ほど強過ぎず、柔らかす
   ぎず元から先まで同じ調子の調整が必要で、高級美容鋏では、特に繊細で、高度の
   技術が必要です。

開発で苦労したこと

1 硬い髪の毛をサラリと切る。
 世界中で、日本人の髪の毛が一番硬いそうです。
 その硬い髪の毛が、ただ、切れれば良いなら簡単ですが、プツプツという感じで切れるのではダメだそうです。
 鋏にまとわりつくようにサラリと切れなくてはいけないとのことです。
2 一日中、手に持ってかざすようにして使いますので、軽くなければいけない。
 軽くても強度がシッカリしていることを目指しました。
3 ただ、切れるだけではなく、「切れ味」が良くなければいけない。
 そこには、「切れ味」というフィーリングが必要なのだそうです。
 それを満足する製品を目指しました。

これらについては、美容師のカットの専門学校、新潟の「JBアカデミー」の主任講師をなさっておられて、数々の表彰歴をお持ちのカットの名手、赤羽忠道先生のご指導を頂きました。そして、上記の項目を全て満足する鋏を目指しましたが、先生から1997年に、これで良いよとおっしゃって頂くまで、なんと8年という歳月が掛りました。 なお、JBアカデミーのHPには

「美容業界のニーズによって生まれた日本で唯一のカット専門の学校です。」

と紹介されていますから、単に、新潟県のみ学校ではなく、日本でも有名な美容師専門のカットの学校であると考えています。
そして、この鋏がこのスクールに97年以後、正式教材に指定されており、毎年200名以上の生徒さんにお使い頂いています。
赤羽先生が「生徒さんが初めて手にする鋏は良いものを持たせたい。」という考えをお持ちだからです。
生徒さんは最終的には6種類をお求めになる場合が多いため、生産量の関係から、今までは市販する余力がありませんでした。
JBアカデミーについてお知りなりたい場合はこちらをご覧下さい。

開発した株式会社マルト長谷川工作所について

(財)新潟県生活文化創造産業振興協会(通称:イデスIDS財団)は、新潟県の産業が新しい商品や市場の創造を通じて、人々に潤いのある生活提案を行う産業=「生活文化創造産業」へと発展することを目的として設立されました。
このIDS財団が毎年デザインコンペを開催していますが、既に、1997年に、この鋏のシリーズが準大賞を受賞しています。
このIDS財団のこの鋏の紹介ページとメーカーについてお知りになりたい方はこちらを ご覧下さい。
ここに入ってから、左上のMONO INDEXをクリックして、BACK NUNBERの窓で「マルトラグジュアリーシザーズ」を選ぶと商品ごとの価格が出ます。
更に、そのページの下の項目の「HSTORYを見る」をクリックして頂くと会社の概要と開発の経緯がご覧になれます。

会社の住所と電話・ファックスは次の通りです。
(株)マルト長谷川工作所 新潟県三条市土場16-1
電話0256-33-3050/ファックス0256-34-7720
HPはこちらです。

但し、この「ラグジュアリーシザーズシリーズ」の市販については、当社が担当していますので、もし、ご希望の方がおられしたら当社にお問い合わせください。


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                      ご意見、ご要望がございましたらntoyam@spnet.ne.jpへメール下さい。